今回の工業会コラムを担当いたします(株)ダイナパックの飯嶋です。
工業会主催の第二回経営勉強会は、板橋区西高島平にあります華飾市場さん8階セミナールームにおきまして、テレビでよく見知っている寺島実郎先生のセミナーを聞くという企画でした。
まず会場の華飾市場さんのショールームが建材メーカーさんとしてかなり洋風建材を充実させている立派な建物でありまして、駐車場も完備と会場の充実ぶりに驚きました。 午後3時よりセミナー開始。議題は「時代潮流と日本の対応戦略」と銘打たれた講演でした。
寺島先生は、日曜日朝のコメンテーターとしてよく番組を見ていたので、その見識の深さに毎週のように感心していたのですが、まず配布された資料のしっかりした作りに、1冊の本として出版できる内容の充実ぶりでした。
この貴重な資料を無料で配布してくれた寺島先生ならびにセミナー主催者に感謝申し上げます。
セミナーのある前週にはヨーロッパとシンガポールをまわってこられた寺島先生ですが、今回のこの企画では、日本経済について講義を集中して語られました。 これからの目標を設定するには、まず現在の我々の立ち位置をしっかり把握する必要があるとのことで、 セミナー前半の一番衝撃的だったのは、現在の日本人の平均的賃金がバブルのころ20年前と比べて下がっている、すなわち貧乏になっているとのことでした。
どの分野にお金をつかい、どの分野に使うお金を減らしている、という統計を寺島さんは示されて我々建築、内装業界の置かれている立場を説明していただきました。
工業会の勉強会は今回で二回目ですが、次回三回目もぜひ開催していただきたいと思います。
役員、幹事の皆様お疲れ様でした。拙い文章失礼いたしました。
平成27年5月
(株)ダイナパック
営業主事 飯嶋 健夫