全国襖工業会 平成25年度より会長を拝命しました倉田でございます。
当会は、襖業界で唯一の全国組織で形成されており、その会長職に就くことにあたり、当会設立からの経緯や理念、歴代会長の意志を継承しつつ、業界発展の礎になる為には、何が出来るか思いを巡らせ、微力ながら会長就任を決めた次第であります。
昨年は世界で政治体制が大きく変化する年となり、我が国でも同様昨年末に新しい政権へと移行し、新体制としてスタートしています。
我々にとって望むべきものは政治の安定と景気の回復です。
新年を迎えた今、建築業界、襖業界にとって良い風が吹く事を願い、そして期待しております。
さて、襖業界に携わる一員として何を目指し、何処へ向かい仕事をしていくべきでしょうか。 経済の冷え込みによる建築業界の低迷、さらには和室文化の停滞と難問が山積みとなっております。
しかし、やるべき事は一つ”お客様のニーズを具現化する”という「ものづくり」としての初心にかえる事こそが、我々の目標であり責務ではないでしょうか。
その上で適正な利潤を確保し、事業会社を安定させ、スタッフの技術向上を図っていくべきだと思っております。
その結果として襖業界の地位向上へと結びついていくのではないでしょうか。
また、”1人の100歩より100人の1歩”この言葉を胸に、私達も新たなスタートをしようではありませんか。
最後に業界関係の御繁栄と御健勝を祈念しまして、新会長としてのご挨拶とさせていただきます。
どうぞ宜しくお願い致します。
平成25年1月吉日
全国襖工業会
会長 倉田 政敏