レポート

Vol.11 会長就任挨拶

全国襖工業会 平成29年度より会長職に就任しました溝渕です。

当社は全国襖工業会設立時から材料部会の一員として参加してまいりました。
会長職に就くにあたり、会の設立の経緯や理念、そして並々ならぬ歴代会長の遺産をうけつぎ、お世話になっている襖業界の為に何が出来るかを考え、誠に微力ながら会長職をお引き受けいたしました。

材料部会の一員として襖芯材メーカーということで加入いたしました。
その後時代の移り変わりで、襖の完成品を取り扱うようになりました。現在は空き家補修の仕事を始め、完成品の単体として販売もするようになりました。
小さな規模ではございますが、襖メーカーとしてもご認識くださるようお願い致します。
業界が縮小している現在、本業を中心とするのはもちろんですが、業種業態を超えての連携も必要なことと思います。

思い起こせば4年前に現相談役、倉田前会長のもとで副会長、会計として、工業会の事業にたずさわってまいりました。
今までの経験をいかし、これからは会長として新しいスタッフ、また会員の皆様とともに襖工業会の発展を目指していきたいと思います。
関東中部関西と多方面にご協力ご参加をぜひお願い致します。

さて、現在の経済状況、また建築業界の状況はどうでしょうか。
民党安倍政権になって4年、いまだデフレの状況を脱することができません。
経済の停滞による建築業界の低迷、我々が一番の課題とすべき和室文化の停滞と難問ばかりです。
一社ではどうにもならないところに立ち向かっていくために全国襖工業会は設立されました。
また実務として適正な利益を確保し、各事業所を安定させ、製品の品質向上、各人の技術の向上を図っていくべきだと思います。
一つ一つが進んでいけば、結果として襖業界の社会的認識が高まることでしょう。

最後に襖業界みなさまの御繁栄と御活躍をお祈り申し上げまして、新会長としてのご挨拶とさせていただきます。

平成29年3月吉日
全国襖工業会
会長 溝渕 貴久

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