レポート

Vol.8 第3回 経営勉強会 (株)東京松屋 様

全国襖工業会 材料部会の㈱東京松屋 伴直道と申します。

さて、今回は第三回目の経営勉強会です。
第3回 経営勉強会帝国データバンク大宮支店 調査第1部の川瀬次男 部長さん、小林秀人 副係長さんお二人の先生方にご講義頂ました。

第3回 経営勉強会

前半の部は、川瀬先生が、お取引先の見分け方と、そのために必要な情報について、お話して下さいました。日々の商売で販売した商品に対して、売掛金が無事回収出来るかどうかということは、参加者全員にとって、大変重要な関心事だと思います。皆さん真剣に講義をお聴きになっていました。お取引先を良く知るためには、帝国データバンクさんのデータを活用しながら、7つの項目の企業評価、企業の業務推移、銀行取引、の3点を重視することを教わりました。また、帝国データバンクさんのサービスを利用しない場合は、お取引先の不動産登記を見ることで、お取引先の経営状態が読み取れることを教えて下さいました。

帝国データバンクさんでは、調査した企業を、評点によりA~Eの5段階に分けて、ランク付けをします。帝国データバンクさんが調査した約147万社の企業のうち、約70%はDランクに属しますが、一方で、約147万社の企業のうち、年間に倒産をする企業数は、その1%未満とのことです。それゆえ、D評価の企業とも、その企業の情報をうまく捉えられれば、お取引が出来るのではないかということでした。川瀬先生の様々な経験や見解を交えながら、貴重なお話をお伺いすることが出来ました。

第3回 経営勉強会

そして休憩を挟んで、後半の部は、小林先生に講義頂きました。
帝国データバンクさんの事業は、企業の調査に留まらず、その調査結果を生かして企業の商売繁盛のお手伝いもされています。

小林先生は、全国襖工業会に特化した、企業情報を活用した売上拡大のビジネスプランの資料をご用意されて、お話を頂きました。襖という一般に分かりづらい複雑な業種にも関わらず、お話を頂きまして、大変感謝をしております。

後半の部は、参加者の皆さんから様々な質問もあり、大変濃い内容の講義になりました。
その中で特に印象に残ったのは、大手建設企業さんは、一企業からの単独購買をせずに、複数の企業から購買をする傾向にあり、大手建設企業さんのなかで、現在一企業から購買をされているところにターゲットにしぼって営業活動をされているという、参加者の方からのお話でした。
新たに気付くことが多くありまして、盛りたくさんの第三回目の経営者勉強会でした。
川瀬先生、小林先生、ありがとうございました。

第3回 経営勉強会

平成28年5月
(株)東京松屋
取締役 伴 直道

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